ボクシングのプロとアマの違いは?

最近井岡選手の日本人初4階級制覇でボクシングの歴史にまた1ページ刻まれましたね。

今回はプロボクサーとアマチュアボクサーの違いについて書きたいと思います。

 

  1.  ラウンド数
  2. グローブ
  3. ヘッドギア
  4. 勝敗のつきかた
  5. まとめ

 

まず簡単にプロボクシングについて話したいと思います。

プロボクサーにはA級からC級までのランクがあります。

日本ボクシングコミッションJBC)に加盟しているジムでプロテスト受験許可をもらってからプロテストを受けに行きます。

基本的にプロテストを受かればC級からみんな始まります。

C級で4勝でB級へ、B級で2勝でA級へ昇格することができます。

A級の中でも日本ランキングがありランキングに入っていないと日本タイトルマッチはできません。

世界タイトルマッチも同様にランキングに入らなければ挑戦することができません。

 

テレビでよく見る世界チャンピオンたちはこの道のりを負けずに突き進んできた人ばかりかもしれないですね。

一部例外もありますが今回省略します。

 

次にマチュアボクシングについてです。

あまりテレビで目にすることがないため、知らない人も多いのではないでしょうか?

すこし前になりますが村田涼太選手などがアマチュアで金メダルを取って話題になっていましたね。

マチュアはヘッドギアという頭を守るための防具とシャツを着ているのが特徴的ですね。

 

それではここから両者の違いを話したいと思います。

 

 

1.ラウンド数

・プロの場合はランクにより異なり、、

 C級:4ラウンド

 B級:6ラウンド

 A級:8~12ラウンドとなっています。

 *A級の場合は普通は8ラウンド、日本タイトルマッチは10ラウンド、

  世界タイトルマッチは12ラウンドとなっています

 

・アマチュアの場合は、、

 3ラウンドきっかりです。

 

 

2.グローブ

プロは階級によって多少異なりますが、8オンス~10オンスで行っています。

オンスとは重さのことでウェルター級より上の階級で10オンスが使われます。

*オンスが大きいほどグローブ内の綿の量も増えて相手に与えるダメージが少なくなると言われています。

 

アマは10オンスで行われます。

 

3.ヘッドギア

プロはヘッドギアをつけずに行います。

マチュアはヘッドギアを使用します

 

4.勝敗の付き方

大きくいって両方とも判定かKOでの決着となります。

判定の際のポイントのつけ方がやや異なるため比較させていただきます。

 

プロの場合は採点3人がそのラウンド優れていた方に10点、押されていた方に9点をつけそれの合計により判定をします。

その際のポイントとしては

・積極性

・オフェンス

・ディフェンス

・支配力

・手数

などが見られており、拮抗する試合であるほど採点者の主観によって変わると思います。オフェンスでは手数より有効打が特に重視されています。

 

マチュアの場合は手数が主にみられており、パンチが当たれば一点。それの積み重ねでどちらが多くポイントをとれているのか。が競われます。

どれだけ強いパンチが入っても一点、弱いパンチが当たっても一点。採点者が当たったと思ったのですが時にボタンを押し、過半数が押せばポイントになります。

 

これは客観的な数値ででるのであまり誤差はでないと思います。

 

 

5.まとめ

ここまでプロとアマの違いを説明してきましたが、

「結局どっちが強いの?」

と疑問に思いませんか?

 

テレビに出て有名な選手が多いプロが強いんでは?と思われる方もいると思います。

 

実際のところこれまでの説明の中でルールや防具などの違いが分かったと思いますが、アマとプロでは全くルールが違います。

するとおのずと戦略なども変わってきます。

なので一概にどっちが強いとは言えないのがボクシングのプロとアマなんですね。

 

ちなみに余談ですが、現在の世界チャンピオンのほとんどはアマチュア経験者です。

井上尚弥井岡一翔、村田涼太などなど。。

 

これで今回の記事は終わりにしようと思います。

ぜひアマチュアの試合も見る機会があれば、目にかけてみてください!!